炊事・洗濯・掃除・育児などの家事を毎日頑張っていても
それに見合った対価やお金を貰えることがなく・・・
主婦(主夫)は、家事をして当たり前!!という
『稼ぎのあるほうが家庭内での立場が上!』問題が勃発する家庭も(´・ω・`)
主婦(主夫)のみなさんは、『家事=無償労働』の現金価値が気になるのではないのでしょうか?
今回は、気になる家事の値段を教えます!!
*目次*
『家事=無償労働』の計算方法は3つある!?
『家事=無償労働』をお金に換算する方法は主に3つあります。
この3つの方法は、国が『無償労働の貨幣評価』として発表している資料をもとに作成しています。
方法1:【OC法】「もし、主婦(主夫)が自宅で無償労働をせず、市場で働いた」と仮定して得るはずだった賃金を評価する方法
《男女別・年齢別の一人当たり時給》
内閣府HP無償労働の貨幣評価より
【主婦ちゅらよめ(30歳女)の場合】
「1日の行動の種類別平均時間」によると女性の家事労働の時間は7時間。
週休は夫と同様週休2日と想定すると・・・
1,502×7時間=日給は10,626円
10,626円×20日間=月給は210,280円
年収にすると約250万円となります。
この【OC法】は、2016年放送人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』第1話内でのセリフにも登場しています。
津崎 平匡
(星野 源)OC法に基づいた専業主婦の年間無償労働時間(家事労働時間)は2,199時間になりますが
それを年収に換算すると・・・森山みくり
(新垣 結衣)304.1万円!
森山みくり(新垣結衣)は大学院を出ながらも就職難で派遣社員になったが、派遣切りに遭い、無職になってしまう。
求職中の娘を見かねた父は、家事代行サービスを利用していた元部下の津崎平匡(星野源)に、週1回の家事代行サービスの仕事を取り付けてくる。しかし、みくりの両親が定年を機に田舎へ引っ越すことになり、現状を維持したいみくりは津崎に「就職としての結婚」を持ちかける。
その提案に津崎はメリット感じ、みくりに事実婚の提案をする。みくりはそれに同意し、2人は「雇用主と従業員」という関係の「契約結婚」をする。
方法2:【RC-S法】家事を類似している専門職の人と置き換えて賃金評価する方法
《職種別一人当たりの活動ごとの時間給》
内閣府HP無償労働の貨幣評価 より
【主婦ちゅらよめ(30歳女)の場合】
「1日の行動の種類別平均時間」によると女性の家事労働の時間は7時間。
炊事: 1,193円 × 3時間 = 3,579円
掃除: 1,062円 × 2時間 = 2,124円
洗濯: 1,092円 × 1時間 = 1,092円
買物: 1,230円 × 1時間 = 1,230円
日給8,025円
週休は夫と同様週休2日と想定すると。
8,025円×20日間=月給160,500円
年収は約192万円となります。
【主婦ちゅらよめ(30歳女)に子供がいた場合】
もし子供がいると家事をしながら子供を見ることになるので
【主婦ちゅらよめ(30歳女)の場合】に
日給8,025円に育児の分がプラスされることになります。
育児: 1,277円 × 7時間 = 8,939 がプラスされ
日給は16,964円となる
週休は夫と同様週休2日と想定すると。
16,964円×20日間=月給339,280円
年収にすると約407万円となります。
主婦は家事のプロと言いますが
やはり専門職の方と比べると・・・自信がありません。(笑)
方法3:【RC-G法】家事代行を専門とする人と置き換えて賃金評価する方法
《家事代行のスタッフ賃金(時間給)の実態調査の結果》
内閣府HP無償労働の貨幣評価 より
【主婦ちゅらよめ(30歳女)の場合】
「1日の行動の種類別平均時間」によると女性の家事労働の時間は7時間。
週休は夫と同様週休2日と想定すると・・・
1,090×7時間=日給は7,630円
7,630円×20日間=月給は152,600円
年収にすると約183万円となります。
※この金額に育児にあたるベビーシッター代は含まれていません。
実際に『家事=無償労働』をお金に換算して思うこと
『家事=無償労働』をお金に換算する方法を3つ紹介しましたが・・・
みなさんはどのように思いましたか?
などなど、様々あると思います。
あくまで、無償労働の貨幣評価 をもとに計算しましたが
実際の家事は
*土日祝日に休みなんてありませんし
*毎日の献立を考えたり
*ゴミ捨てをしたり
*子供の子育てについて悩んだり
*ペットのお世話をしたり・・・
『無償労働の貨幣評価』には含まれてない、主婦(主夫)が夫にもっと評価してほしいことがあると思います。
【有償労働】は対価としてお金を貰いますが、【無償労働】はなにもありません。。。
「じゃあお金が欲しいわけではないなら『家事=無償労働』の対価として何が欲しいのか?」
・・・・
・・・・
“それは、夫からの感謝・思いやり・愛情ではないでしょうか?”
・家事の手伝いをしてくれたり
・家事から離れるために外食に連れていってくれたり
・ささいな言葉「ありがと」や「おいしい」などはやっぱり嬉しいものです。
もちろん、夫がお金を稼いできてくれることには
主婦(主夫)も本当に感謝しなければならないことです。
『稼ぎのあるほうが家庭内での立場が上!』問題ですが・・・
夫【稼ぎがある有償労働】と主婦【稼ぎがない無償労働】は比べるのではなく
有償労働は、会社からお金という価値評価を与えてもらっているわけで
家庭内では対等にお互いに感謝やおもいやりを与え合うべきではないかと思います。
お互い、思いやりと・感謝を大切に。